【未解決】東電OL殺人事件

mikaiketsu

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世界的にも安全な国と言われている日本ですが、日々、さまざまな事件は起きており、殺人事件の場合、事件として「立件」されれば犯人検挙率は9割を超えるとも言われています。

しかし、高い検挙率の日本でも「未解決」として未だに犯人が捕まっていなく、手がかりなどが「不気味」で「難解」な事件をご紹介します。

東電OL殺人事件

事件概要:1997年3月9日の未明、東京都渋谷区円山町にあるアパートの一階で、東京電力東京本店に勤務する女性(当時39歳)の遺体が発見された。

発見し通報したのはアパートのオーナーが経営するネパール料理店の店長のネパール人であった。

捜査

被害者女性は慶應義塾大学経済学部を卒業し、東京電力に女性総合職として入社したエリート社員であった。警察の捜査で、退勤後は円山町付近の路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明する。

死因は絞殺で、死亡推定日時は同8日深夜から翌日未明にかけてとされる。

発見したネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ(当時30歳)はこのアパートの隣のビルの4階に不法滞在のネパール人4名と住んでいて、被害者が生前に売春した相手の一人でもあった。

1997年5月20日、警察は殺害現場の隣のビルに住み、不法滞在(オーバーステイ)していたゴビンダを殺人事件の実行犯として強盗殺人容疑で逮捕した。

裁判

第一審(無罪判決)

裁判で状況証拠の判断が争点となった。

・殺害現場に残された使用済みコンドームに付着した被告人の精液と体毛。

・被告人は被害者と面識はないと主張していたが、実際は数回性交するほどの間柄であったことが判明。

・事件直前に現場近くで被害者とともに目撃された男性が被告人なのか。
・現場アパートの鍵を被告人が所持していたが、事件2日前に管理人に返すために同室の人間に鍵を渡し、鍵を所持していなかったとする被告人の供述の信用性。

・事件直前に会ったのが被告人であるとする被害者の手帳の信用性。

・事件前に7万円しか所持していなかった被告人が、事件後に10万円を知人に渡した金の工面。

・被告人が働いていた海浜幕張駅近くの料理店で午後10時閉店まで働いた場合、殺害時刻とされる午後11時30分前後まで渋谷駅付近の現場に辿り着けるか。

・被害者の定期券が、被告人の土地勘のない豊島区の民家で発見されたこと。

現場から第三者の体毛が見つかったことなどを「解明できない疑問点」として挙げ「第三者が犯行時に現場にいた可能性も否定できず、立証不十分」として、無罪判決。

控訴審・上告審(無期懲役)

2000年12月22日、東京高等裁判所で行われた控訴審で、鑑定により現場に残された使用済みコンドームに付着した精液と現場に残された体毛が被告人のものと一致したことと、事件直後に金を工面できたことなどのいくつかの状況証拠を理由に有罪とし、無期懲役判決を言い渡した。

再審請求

2005年(平成17年)3月24日、ゴビンダは、獄中から東京高裁に再審を請求した。

2011年(平成23年)7月21日、東京高裁の再審請求審で弁護側が要請し、東京高裁が検察側に現場で採取された物証のうちDNA鑑定をしていないものについて実施するよう要請。東京高検がDNA鑑定を実施した。

結果は、遺体から採取された精液から検出されたDNAは、ゴビンダのものと一致しないことが判明した。

新たなDNAが出てきたことによって新しい容疑者の存在が浮上する。

後に被害者の体内から採取された精液とDNA型が一致するとの鑑定結果が出ている体毛が、別人の体毛のDNA型と一致したことが判明する。この体毛は検察側が追加実施したDNA型鑑定で、被害者の胸や陰部などから採取された付着物だった。

2012年6月7日、東京高裁は、再審の開始を認め、ゴビンダの刑の執行を停止する決定した。ゴビンダは同日中に釈放。

ゴビンダは入管難民法違反で有罪が確定しているため、国外強制退去処分でネパールへ帰国した。

再審

被害者の爪から採取されたDNAはビゴンダの物ではないことから、東京高裁が無罪判決を言い渡した。検察は上訴権を放棄し、無罪判決が確定した。

その後

真犯人の特定・逮捕には至っていない。

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2017.02.20

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